会長の「ちょいと聞いてよ!vol.14」~太陽熱で全館暖房という選択~

2020年6月15日

高断熱・高気密の家の暖房を何にするか?

費用対効果・耐用年数・メンテナンス・ランニングコスト・初期費用・燃料は何を使う?いろいろ迷うことだと思いますが、ZEHレベルの断熱の家ならば全館24時間暖房・冷房を基準にしてほしいと思います。

このレベルの家でも少しずつ熱は屋外に逃げていきますから、何らかの方法で熱を加え続けなければなりません。断熱性能が良いので、少しずつの熱でいいのです。私たちの生命の源である太陽の熱を利用できれば、何のエネルギーも消費しないで全館を24時間暖房できるわけですが、問題が二つあります。

一つは、暖房に熱を使いたいのは夕方から夜間、翌朝までの太陽がいない間だということです。そしてもう一つは、天気の悪い日もあるということです。

一つ目の課題は床下のコンクリートに蓄熱することで解決しました。延30坪の総二階の家ならば一階の面積は15坪(49.5㎡)なので、7.5㎥のコンクリートを38度前後にできることがわかりました。二つ目の課題は補助ボイラーを作動することで、蓄熱体の温度低下を防ぐことで解決できました。

このシステムで2000年に完成したU様邸のデータをvol.11に載せてあります。床温度25℃で室温21℃という、足元暖かで頭スッキリの心地よさは冷え性の方には特に喜ばれています。エアコンは逆で床が22℃、室温が25℃になります。
《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?
■vol.10:夏の住み心地を検証してみましょう
■vol.11:住まいの快適さをデータで実証
■vol.12:断熱性能を表すQ値とUA値
■vol.13:国が大きな補助金を出してまで断熱にこだわる訳

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