会長の「ちょいと聞いてよ!vol.10」~夏の住み心地を検証してみましょう~

2020年6月5日


省エネ性能をかたるときに、冬の寒さに対して家の中の暖かさをグラフなどで表すことが多いのですが、これは「保温」性能といえるでしょう。高い温度から低いほうへ熱が移動することをイメージしてください。冬、家の中で暖房して熱を発生しています。熱は温度の低い外部に移動していきますこれを止めるためにグラスウールや発泡スチロールなどを壁や屋根・床に取り付けますが、熱は滲み(にじみ)こんでいきます。グラスウールなども次第に熱を持つようになりますが、室内の温度を高く保ちたいので壁の中が熱を持っていても、なお結構なことです。

しかし、夏の暑さから室内を涼しく保つ「保冷」の場合はどうでしょう。”灼熱の太陽から赤外線が放射されて屋根や外壁は60度以上に熱せられます。エアコンで冷やした室温との差が大きくなればなるほど、熱は室内に向かっていきます。外壁・屋根に付けたグラスウールや発泡スチロールに熱がしみこんでいきます。夜になり外気の温度は下がっていきますが、温まったグラスウールなどは簡単には温度が下がりません。夜になっても室内に向かって熱を放射し続けます。
夏の赤外線がグラスウールや発泡スチロールまで到達できないようにすればエアコンの効果が十二分に発揮できます。これが熱を遮る「遮熱」です。
夏の住み心地を検証し、「遮熱」の効果を是非体感しに来てください。

《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?

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