代表の想い

おかげさまで吉田建設は創業80年

弊社は埼玉県の北部本庄市児玉町に本社を構えて今年(2018年)で創業80年を迎える事となりました。
創業者であり私の祖父に当たる吉田英太郎は農家の次男坊で、小学校を卒業後いろいろな職業を経験し最後にたどり着いたのが製材業でした。
山に出向き立ち木を見て持ち主との取引、そして山からの木の切り出し運搬、自社加工場での製材作業。
そんな生活環境の中で二代目(私の父)三代目(叔父)そして現在の私、四代目へと引き継がれてきました。
戦中戦後そして昭和から平成へと時代が変わるにつれて弊社の形態も変わりました。
初代の立ち上げた「吉田木材製材所」から「吉田建設」となり、木材の加工業と工務店を並行して行っていた時期から現在の「㈱吉田建設」に変わり、業務も総合建設業として公共工事や工場等の仕事と一般住宅が混在しているような時期もありました。

生業

私は大学卒業後、5年間川越の建設会社に勤務しその後、実家が営む吉田建設に入社したのが昭和62年。
それからは公共工事や工場といった建物から徐々に木造住宅の比率が増えて、20年以上前からは民間木造住宅中心の工務店の形態となっています。
私にしてみると生まれた頃から材木に囲まれて、幼少期は加工された木材の放つ木の香りを嗅ぎながら遊びまわり過ごした記憶が脳裏に刻まれているせいか、コンクリートや鉄で作る建物よりも、「木の香り」に包まれながら出来る今の仕事は天職なのかなと感謝しながら過ごす日々です。

木の家とともに

今日までこうして弊社が続けてくることが出来たのは、私達の仕事に共感し、信頼して下さった多くのお客様に巡り会えたことが、このように永きに渡って工務店として続けてくることが出来た理由かと思います。鉋を当てた木材から放つ木の香り。
大工の作業場に行ってこの香りに包まれると何だかホッとします。
不思議ですね。

建物のお引渡しの際にお施主様が玄関からお入りになると必ず「わ~木のいい匂い」とおっしゃいます。
そして数年経過をしてお邪魔すると「友達が家に来ると木の香りが良いねって未だに言われます。」ともおっしゃって頂き、またあるお施主様は、アパートから新居にお引越しをされてお子さんの止まらなかった咳やアトピーの症状が軽くなったり、無くなったりと不思議な嬉しい報告も伺います。

私自身この世に生を享けた製材所時代から現在の工務店時代を通して、工業製品の新建材に囲まれた家の中で暮らすよりも自然の素材に囲まれて暮らしていくことの方が良い結果が出る事を多くのお客様のお声から確信すると共に、自身が自然素材の良さを信じてやってきた事が間違っていなかったと改めて確信し自信へと繋がっていると感じます。

少子高齢化が叫ばれる昨今、家造りも昔と違った問題を抱えてのご相談を受ける事が多くなりました。
今までの昭和な家の造りだと「自分達が将来もしこの世に居なくなったら、この家を壊して更地にして、、、、」なんていう方が多かったですが、私達の造る家を見た方は「自分達が将来この世から旅立ったら、次は誰にこの家を住み繋いでもらおうか楽しみです」という方が増えています。
それは一目見ただけでそのがっしりとした梁柱の軸組構造がリビングや各室内に見て取れるからでしょう。

吉田建設の家づくり

私達の造る家は全ての人に受け入れられる家ではないかもしれません。
都会的なシャープなデザインが好きな人もいれば、無機質な空間に憧れる方もいます。
私達が作りたい家は木を沢山使った、木の香りに包み込まれるようなそんな家です。
都会的なデザインでもなければ、タワーマンションのモデルルームのような雰囲気でもありません。
それでも見学会を行うと
「私、こういう家が好きなんです。」
「他に無いですよね、こんな感じの家」と言われます。
とことん木に拘り、木の乾燥に拘り、手間をかける。
今の時代と逆行しているかもしれません。「そんなに手間をかけるから高いんじゃないの?」
「吉田建設の家は高いんじゃね?」
よく言われます。

物の価値って何でしょうか?
ある人にとっては「これは高いな。」と感じる事でも、別の人が見ると「ここまで作り込んであるならこれだけの価値はある。むしろ安いくらいだ。」そう思う人もいます。私は休日に時間があるとよく相方(女房)と地方のクラフト展に行くんですよ。
そこにはたくさんの工芸作家さんが自分の作品を展示販売しておられます。
見ていると、洒落た小物やお値段の手頃なものはよく売れる様です。
でも、その作家さんが手塩にかけて作り込んだ作品でちょっとお値段ランクの上がったものは中々お客さんも手には取るけど購入まではいかないのが実情のようです。
自分もそうですけど、一度見て素材や作り込みの具合を確認して値札をチラッと確認し、その作品に対する説明を作家さんから聞きながら値段とのバランスそして何より「その作品への自分の惚れこみ具合はどうなんだ」と問いかけます。
それと同時に作家さんの人となりとでも言いますか、「この作品を作る人ってどんな人なんだろう」って。

職人家も同じなのかもしれません。

私達の家を見て惚れ込んでもらう。
使われている素材にその価値を確認してもらう。
作り込まれた素材同士の加工精度の高さにその技術力の確かさを感じてもらう。
最後にこんな家を作っている私達の事を知ってもらう。

私達は創業時からの木に対する想いを大切に一棟一棟心を込めて作り込んでいくしかありません。
そんな私達の創り出す家が、あなたの心の琴線を鳴らすことが出来たなら幸いです。

㈱吉田建設
四代目 代表取締役 吉田 正

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