「50年の時をリセット 大規模リフォームWEB見学会」

2020年6月20日

現在、東京に家を買って生活している私は、T家の6代目長男として生まれました。
先祖代々守ってきた本庄市の実家は、父が他界した後長い間母が一人で住んでいました。
そんな母もついに介護施設でお世話になることとなり、実家には誰も住む人がいなくなってしまいました。
ある日、誰もいない実家に帰ると愕然としました。家の周りの雑草が背丈ほどに生い茂っていたのです。まるでこのままでは廃屋となるかのように。。。
6代目としての私はあせりました。このままではまずい、「優しく、暖かい思い出につつまれた家が壊れていく。。。」この家を守り継いでいかなくては。。。
一方、東京生まれ東京育ちの妻と子供達は田舎の古い家には全く興味がありません。どうしたら喜んで田舎の実家に来てくれるようになるか、考え抜いた末に思いついたのが、“家族みんなが楽しく寄り添える、別荘のような場所をつくること”でした。
それから私の実家別荘計画が始まりました。
普段は東京に住み、週末に実家であるこの家に帰ってくる私は、今回のリフォームにあたり、幼なじみでもある吉田社長にまずこう伝えました。
「妻と子供達が、週末は児玉の実家で過ごしたいと思える、別荘のような家にしたい。」そして、幼なじみには言いづらいことでしたが、「大手ハウスメーカーともしっかり比較した上で評価させてください。」と。
幼なじみだから吉田建設にひいきして決めたんじゃないのと言われたくなかったし、大手ハウスメーカーと町の工務店でもある吉田建設をフェアに比較し、納得した上で決定したかったからです。
吉田建設は一つ一つのテーマに対し丁寧に誠実に取り組み、ブレークスルーとなる解決策を出してくれました。
安かろう悪かろうで妥協を迫る大手ハウスメーカーとは異なり、最後までクオリティーを追及し、施主である我々の立場に立って提案をしてくれました。そのおかげで、限られた予算の中でも、最高のクオリティーを享受することができました。
完成から3年が経過しましたが、そのクオリティー、快適さに妻も大満足。完成すると早々に、「お父さんは仕事だから、私一人で児玉に行ってくるね。」と私抜きで、そそくさと出掛け、一人で実家別荘ライフをエンジョイし始めました。目的達成の瞬間でした。
さて、そんな背景を経て完成したリフォームをご紹介させていただきます。

玄関



60年代に建てられた築50年以上の我が家は典型的な田舎の家で、広い玄関に、あずま屋風の銅板葺の軒、それを支える木の軒柱の奥に、くすんだ鼠色の古いアルミ製引き戸の玄関サッシが入っていました。今から思えばアルミと木という異質な組み合わせで、やぼったい玄関だったかと思います。

玄関をリフォームするにあたり、東京のせせこましい家で暮らしている私は、とにかくこの広い玄関を生かしたいと思いました。そして吉田社長に伝えました。「外から見ると普通の田舎の家だけど、玄関の戸を開けて中に入ったら外観とは全く違う!というインパクト、ハイセンスなイメージをバーンと出したい!」と。

当初は両開きのドア(2枚建)を開き、玄関に入るということでインパクトを出そうと私は思いましたが、やはり和風の家にはイマイチしっくりこない。吉田社長と一緒に現状を調べてみると、ドアを開くと軒にあたって開かない!トホホ。。。そんな時、この3枚式引戸を見つけました。重厚感もあり、格子柄で色合いもいい!「石畳の玄関アプローチから、重い格子戸を引くと、広くてセンスのある玄関がお出迎え」そんな流れを作ることができました。

室内側玄関ホールの床は黒系の鉄平石風のタイル、壁紙は漆喰風の白、チャコールの巾木で空間を引き締め、アメリカの家で飾っていた大きな水彩の絵(これを置きたかった)を置きました。玄関奥と手前には観葉植物を配置、飾り過ぎずシンプルさを保つことができ、私たちのおもてなしの気持ちが伝えられる玄関となりました。

階段


以前の玄関ホールには、グレーに塗装した鉄の手すりがついた階段がありました。

1段の段差が大きく、若い人でもきつい急勾配でした。

リフォームでは、玄関側の手すりは無くし、オープンですっきりさせ(ストリップ階段)、段差と勾配を小さくしました。おかげで、デザイン的にもエレガントで玄関に自然になじんでくれました。ストリップ階段は空間との整合性がとてもいいと思います。

寝室/プライベートリビング

プライベートリビング

玄関を入って右側(東側)の寝室(東北側)とプライベートリビング(東南側)の2部屋です。
以前はこのエリアに応接間と台所がありました。暖炉の飾りを設けた応接間は、当時としてはおしゃれでしたが、使われるのは週に1回程度、東南の角で心地よい部屋なのに、使われるのは年間365日のうち50日程度、今から思えばもったいない部屋でした。

ベッドルーム

このエリアをリフォームするにあたり、吉田社長にはこう伝えました。
「歳をとったらこのエリアで隠居生活をしようと思ってる。」「プライベートリビングは、何も気にしないで、昼寝ができて、パジャマのままテレビを見ながらストレッチができる部屋にしたい。」
社長は”車いすのまま入れる”トイレとウォークインクローゼットをベッドルームに併設してくれました。実際に生活してみて、ベッドから5歩でトイレがあるのは本当に助かります。(このありがたみは歳をとらないとわからないね。)クローゼットは決して大きくはありませんが、普段着るものや下着が起きてすぐのとこにあるのはやはり便利です。
また、ベッドルームでは、社長はすべて引き戸を提案してくれました。
ドアに慣れていた私たちは、なんで?と思いました。
が、暮らしてみて大変便利であることを実感しました。スペースは取らないし、開ける間口も調節でき、また、多少勢いよく閉めても減速装置があるので、いい感じにカッチャと閉まります。プライベートリビングとベッドルームの仕切りは3枚の引き戸です。全て開ければ広々とした明るい1ルームになり、少し閉めれば耳元は落ち着いて、でも隣の様子はわかる。静かに寝たい時は全部閉めてセパレートできるという訳です。ドア式だとできない技ですね。

洗面・脱衣所・バスルーム

バスルーム

バスルーム

古い家は脱衣所・風呂場ともに3畳づつありました。
だだっ広い空間のわりに、一人入るのがやっとという小さい湯舟、
冬は極寒となる危険きわまりないお風呂でした。


洗面脱衣場

洗面脱衣室

今回のリフォームにあたり、吉田社長には”広くても暖かい”を懇願しましたが、社長は「グレードの高い2重ガラスの樹脂製サッシの窓、床材と家全体の断熱効果が結構効いてるからユニットバスの仕様はこのままで大丈夫じゃないかな。」とのこと、予算に限りのある私はそれなら特段の追加措置はいらないかなとそのままに。。。

実際に住んでみて、脱衣所と風呂場のドアを開けてリビングの空気を入れておけば、冬場でも何の問題もなく暖かい空気の中で入浴ができます。もちろん着替える時はドアを閉めます。

社長は脱衣所もお風呂場に入るドアも引き戸を指定しました。なんで?と思いましたが、実際に住んでみてわかりました。開閉にスペースを必要とせず、全開にしても邪魔にならない引き戸は、このようなシチュエーションではベストチョイスだと思います。

ここでちょっと私の「個人的に好きな風呂場の温め方」を紹介させてください。それはミストサウナ方式とでもいいましょうか、お風呂に入る前、着替えの時にシャワーのお湯を出し、洗い場の床を暖めておきます。脱いでいる間にアッという間に風呂場全体が暖まり本当にリラックスしてお風呂に入ることができますよ。

このお風呂場と脱衣所の出入り口も段差をなくしたバリアフリーに対応しています。実際に生活し、歳のせいかもしれませんが、段差があると無いではこんなに安心感が違うのかと改めて思える毎日です。

脱衣室には、私からの提案で壁付けタイプの扇風機を据え付けてあります。これが本当に威力を発揮してくれて、夏場は絶対必需品です。

洗面台は窓側の幅1間にすっぽり収まるサイズのものがほしかったので、TOTOの一番大きなサイズの洗面ユニットとなりました。

ミラーの両脇にスリットタイプの窓を配置し、青と白の壁紙とマッチした白いシンクが気に入ってます。

そして洗面台の対面の壁全体には収納ラックを設置していただき妻は大満足しています。

キッチン

キッチン

キッチン

キッチンカウンター

キッチンカウンター

キッチンを考える時、調理機器や収納はもちろんですが、“会話”を重要なキーワードとして考えていました。
料理を作るそのかたわらで、お酒を片手にゆったりと、料理が出来上がるまでの時間会話を楽しむ、そんなコミュニケーションをとれる場のイメージから対面キッチンカウンターとなりました。
最近のシステムキッチンは収納スペースが思いの他多く、食器棚を別に置く必要もなく、キッチン全体がすっきりとまとまりました。

妻は、キッチンからも枯山水の庭を見ることができること、テレビを見ながら料理ができることという要望をもっていました。
ここが吉田建設と大手ハウスメーカーとの対応が大きく分かれたポイントでした。
大手からは耐震強度の問題を理由にフロア全体が見渡せるような提案はされず、通り一遍のつまらない提案しか出て来ませんでした。
「予算は決まっているんだからこれで早く決めて」 という感じです。
一方、吉田建設は要望を満たすため、様々な角度から検討してくれました。妻のアイデアで出てきたスケルトンの壁という要望にも真摯に対応、構造耐震計算をした上で「化粧筋交い」による施工デザインを採用し、妻の要望の実現、耐震強化の実現、ひいてはフロアのデザイン全体に対する要望が満たされることとなりました。

パントリー

パントリー

キッチンの隣にあるパントリーは広く、便利なストックルームです。
さまざまな災害がある昨今ですが、このようなストックルームは大変重要になってくるのかなと思います。また、土間は家の勝手口ともなっており、家庭菜園の農作業から戻ったら、外にある水道で手を洗い、ここで汚れたものは着替えるようにしています。

トイレ


トイレは一人時間を過ごす場所なので、落ち着いて、少し優雅に過ごせるデザインを考えました。施主のセンスが意外と伝わる場所かと思っています。

リビング

リビングリビングはこの家のシンボルとなる場所です。全てはここを中心に家のデザインが決められました。
リフォーム前は、庭側は雪見障子が使われていたので、庭全体を楽しむことができませんでした。
ここで吉田社長に伝えたことは、妻の要望と同様に「家の前に広がる”枯山水の庭”を部屋の中から楽しむことができるリビング、ダイニングにして欲しい」 ということでした。
私たちはまずリビングの中心となるソファーを選びました。
存在感のあるデザイン、カラー、圧倒的な質感、お気に入りのものが見つかりました。これを中心に赤と黒を基調とした部屋全体のコーディネーションをしました。


吉田社長からは「化粧筋交いの耐力壁」がリビングの広がりを持たせるとともに、その壁がエリアごとのセパレーションを可能とし耐震性も相当向上させてくれることの説明をいただきました。色あいも渋く、このリフォーム成功のブレークスルーとなりました。
一方古い家ではすべての部屋が障子で仕切られ、冬はとても寒い家でした。予算の関係から床暖房は導入しないので、断熱保温という技術品質もリフォームの大きなテーマでした。
この点も大手ハウスメーカーの対応と吉田建設の真摯な対応との差が大きく出たところでした。
一言で言えば、大手は”安かろう悪かろう”でした。我々の話はよく聞いてくれているふうなのですが、実際に展示会で断熱工程を確認すると断熱素材は全くの安価な普及品であり、期待を裏切られる結果となりました。
それまで吉田建設の宇宙グレードをも取り入れた遮熱断熱クオリティーについて勉強していたので、その場で大手ハウスメーカーには”おさらば”する決心をしたのを覚えています。
リビング ソファー 夜

夜のリビングと赤いソファー

さて、実際に住んでみて、36畳の広さのリビングダイニングですが、吉田建設が提供する断熱保温技術は素晴らしく、23畳用エアコン1台で1年を通して快適に過ごすことができています。因みに吉田建設からの見積は14畳用でしたが、心配になって私から23畳用に変更してもらいました。今思うとそのままでも良かったかもしれません。

枯山水の庭ですが、夜にはライティングをし、1年を通してリビングからの眺めを楽しんでいます。

枯山水のお庭

ライトアップした枯山水

それから、北側の窓に映る緑も、1枚のフォトフレームのようでなかなかいいんですよ。

最後に、今回のリフォームを改めて振り返ってみると、大手は会社の売上と利益を絶えず追求していたんだと思いました。

一方、吉田建設は企業活動を通して、会社の存在意義を絶えず考えながら、施主の満足を追求していたんだと改めて感じる機会となりました。

私にとって“実家を住み継ぐ”とは、代々培われてきた大切なものを守り継ぐとともに、家族が楽しく集まり寄り添える場所をつくること、その夢が叶い大変満足しています。

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