2025年9月3日
みなさん、こんにちは!
近頃、朝の通勤路で横切る田んぼの稲穂が、少しずつ黄金色に染まり始めていました。秋の気配を感じる一方で、外に出れば「残暑」では片づけたくないほどの暑さがあります。
そんな季節のギャップを感じつつ、本日は児玉町のY様邸です。厳かに、そして晴れやかに上棟式が執り行われました。
先週の「建て方」では、柱がまっすぐに立ち上がり、家のかたちが少しずつ姿を現していく様子を見つめながら、胸の奥にじんわりと広がる感情は、言葉にするのが難しいほどでした。そしてその瞬間に立ち会えたことに、静かな感謝の気持ちがこみ上げています。
それではさっそく上棟式の様子をご紹介したいと思います。
[準備を見守るヨシケン社長]
お施主様、大工さんやヨシケンスタッフ一同で式の準備をいたしました。
[仏式・上棟式]
Y様邸は地鎮式同様、お施主様であるY様がご住職なので、式は仏式での進行となりました。上棟法要ともよばれるそうです。
[ご親族のご住職]
式では、ご親族でもある別のお寺のご住職の方々による読経が静かに響き渡り、参列された皆様が焼香をされるなど、厳かで心落ち着く雰囲気に包まれました。
[式の様子]
私たち工務店としては仏式の上棟式は初めての経験。普段は神式で、弊社社長が祝詞を奏上する場面があるのですが、今回は仏教儀礼ならではの静謐さと荘厳さに触れ、宗教的な違いを学ばせていただく貴重な機会となりました。
棟札の準備や祭壇の設えなども、仏式ならではの所作が随所に見られ、建築の節目として心に残る一日となりました。
仏前にて無事に祈願を終え、感謝の念を捧げた後は、お斎(おとき)の席へと移らせていただきました。神式でいう直会です。
[社長の挨拶]
お施主様との出会い、Y様邸に込めた思いと、ここまでの感謝、これからの意気込みを語っていただきました。
[会長の乾杯]
ヨシケンの家造りの想い、感謝、そして安全祈願と共にノンアルコールで「乾杯っ!」
[折詰と赤飯]
今回ご協力いただきましたのは、ヨシケンの近隣にある「心喜」さんによる折詰と、美里町にある「和菓子処たかはし」さんによる赤飯です。
[和田監督とK部大工さん]
皆様思い思いに歓談されていました。
[お施主様のお母様と奥様]
お斎を行った、法衣室と居間の吹き抜けを見上げているご様子。以前住まわれていたお家から一旦更地へ、そして基礎工事が始まり現在の姿へと…お施主様やご家族様からしたら、劇的な変容を遂げていることと思います。表情からは驚きと期待が窺えます。
[お施主様からのご紹介]
お施主様から温かいお気遣いとお言葉をいただき、世話人の方やご親族の方のご紹介をしていただきました。ヨシケンからも職人やスタッフの紹介もあり、この造り手と暮し手の顔が見える場があるのは、地域に根差した工務店ならではの利点だと強く思いました。
[一の〆、T島大工さん]
Y様邸の現場を引っ張ていくT島大工さん。感謝と完成までの安全をお約束し児玉締めを行いました。
[二の〆、Y様]
児玉締め二の〆はお施主様のY様に。
[三の〆、馬迫監督]
現場監督を務める馬迫監督に気合と共にきっちりと最後の三の〆をしていただき、お開きとなりました。
これから季節の変わり目も迎えますが、健康にも気遣い安全第一で、完成に向けてスタッフ、職人一同無事に工事を進めて参りたいと思います。改めまして、どうぞよろしくお願いいたします!
by KOSHIO