続・シルクライン蓄熱床暖房!

2026年1月19日

みなさん、こんにちは!

明日から寒波が来るらしく、シベリアの冷凍庫の扉が開いたような冷え込みになるそうです。そんな予報を聞きながら現場に立つと、外の冷たさとは対照的に建物の中では“未来のあたたかさ”をつくる作業が進んでいました。

本日は本庄市のN様邸です!シルクライン蓄熱床暖房のコンクリート打設をお伝えしたいと思います✨

[まだ配管は見える状態]

前回、断熱材の上に白い配管を張り巡らせました。
配管を敷き終わると、職人さんたちは細い板を何本も渡して“仮の床”をつくっていました。 吊木(つりぎ)や定木(じょうぎ)と呼ばれるもので、配管を踏まずに作業するための一時的な橋のような役割を持っています。さらに、コンクリートを均一に仕上げるための基準にもなる、見えないけれど大切な準備のひとつです。

[ピンク色は不凍液]

配管の中には、ピンク色の不凍液を流し込んでいきます。
この不凍液は、冬の寒さでも凍りにくい特別な液体で、色がついているのは万が一どこかで漏れたときにすぐに気づけるようにするためでもあります。不凍液を満たすと配管の内部に圧力がかかり、その状態でしばらく置いて“漏れがないか”“配管の固定がしっかりしているか”“圧力が安定しているか”を丁寧に確認していきます。このテストをクリアしてはじめて、「この配管はコンクリートで包んでも大丈夫」というお墨付きが出ます。

[テスト完了]

配管には、不凍液が循環するためピンク色に染まっています。この不凍液で床を温め続けるしくみで、検査も無事にクリアしています。柱まわりにはコンクリートがかからないよう、腰の高さまで養生が施されています。余計な部分を汚さないための、丁寧なひと手間です。

[働く車]

ミキサー車とポンプ車。いわゆる働く車ですが現場では頼もしさが段違いです。コンクリートを送り出す準備が整い、打設の段取りが進んでいきます。ちなみに、ポンプ車は常にミキサー車とペアで仕事をします。「材料を工場から現場まで、練り込み(回転し)ながら運ぶ車」と「現場に届いた材料を所定の場所へ配る車」で現場ならではの“タッグチーム”といえますね!

[打設(だせつ)]

ポンプ車のホースから、室内の床へコンクリートが流し込まれていきます。長靴を履いて取り掛かります!床暖房の配管を覆うように均一に広げ、蓄熱層となる厚みをつくっていきます。

職人さんたちは慣れていますが、結構な体力仕事となります。その手間をかけてつくり上げた床は、やがてそばに寄り添う猫のように、ずっとやわらかく、変わらないぬくもりを届けてくれます。

[鏝(こて)で均す]

流し込んだコンクリートを、鏝で丁寧に均していきます。硬さや乾き具合を見極めながら高さをそろえる、仕上がりを左右する大切な工程です。

[乾かす]

床暖房を稼働させて、コンクリートを乾燥させていきます。冬は空気が乾燥しているから、乾くのが早いと思われがちですが、コンクリートは水を飲んで固まっていくような材料です。飲みきれずにこぼれた水は余分なものなので、できるだけ早く引いてほしい存在。ところが冬は寒さのせいで、その“飲むスピード”がどうしても遅くなってしまいます。そこで床暖房でじんわりと温めてあげると、コンクリートがしっかり水を取り込みながら固まっていく・・・そんなイメージです。

シルクライン蓄熱床暖房の施工が無事に進み、現場はひとつ山を越えたような落ち着きに包まれています。冬のコンクリートはどうしても手間はかかりますが、その分だけ、あとに広がる木のぬくもりがいっそう深く感じられるはずです。ここからは、次の工程が動き出す楽しみもふくらむところ。住まいが少しずつ息づき始める、この瞬間の高揚感を大切にしながら、また次の一歩へ進んでいきます。

by  KOSHIO

 

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