番外編【秘められた休日】

2025年11月6日

みなさん、こんにちは!

本日はちょっと特別な「休日」の紹介です♪

なんとヨシケンも実施事業者として参加している【本庄すまいる日和-秋冬版-】に体験者として参加してきました!

冊子4番に掲載されていました開善寺さんの香りとヨガのプログラムです✨ヨシケン社長夫妻が予約を取ったと聞きつけたので、迷わず電話予約することに( *´艸`)社長夫妻のご厚意で、ちょっと早めに集合してランチまでご一緒するという遠慮のかけらもない行動力、我ながら感心します。

[SOLE DI MAGGIO]

知る人ぞ知る、児玉の隠れたピザ屋さんです🍕外観も内装も可愛らしく、ひと際目を惹くドーム型の窯で焼かれるピザはサクッとモチっと一味違います。セットで出てきたクラムチャウダーやサラダ、シェアさせてもらったパスタも全て美味しく大満足でした✨

[窯・ピザ・パスタ]

店舗は結構奥まった場所に位置していますが、ひっきりなしにお客さんが来ていて場所などモノともしない美味しいを提供されている、素敵なお店でした。(Instagram→@sole_di_maggio0033)

[偶然の見物]

腹ごしらえを済ませ、開善寺さんへ向かうと近所では立派な山車とそこで太鼓を叩く姿がありました。とても賑やかでみなさん楽しそうに見物されていました。ほっこりする一幕です。

[香の根岸さん]

開善寺さんへ入ると、にこやかな副住職ご夫妻が出迎えてくださり、受付を済ませて本堂へ…。そこでは香りを教えてくださる根岸さんが準備をされていました。3つの柄や色の違う香炉(こうろ)に炭をおこして温めていました。今回、体験させていただく香道(こうどう)は、茶道、華道と並ぶ日本三大芸道のひとつと言われています。

[炭を入れた香炉灰を整える]

香道とは、香木(こうぼく)を間接的に熱して香りを立たせ、その香りを「聞く」ことで感性を磨き、心を整えるという遥か昔から日本に伝わる伝統です。やはり「たく」ための準備をしている根岸さんの所作はとても品がありました。

[香木3種]

今回用意してくださった3種の香木は、左から「伽羅(きゃら)」「沈香(じんこう)」「白檀(びゃくだん)」です。貴重な香木はインド・ミャンマー・ベトナムなど東南アジアで採れ、日本ではなかなか手に入らないそうです。

[香りを聞く]

静かに香炉を持ち、片手で蓋をするように熱を一旦閉じ込めます。蓋にしていた手の親指と人差し指にすき間をつくり、耳を傾けるように香りを聞く。こういった動作も香道の中で大切にされているひとつです。そして香炉は下に置き、次の人へ…。手渡しはしてはいけません。

[あったかい]

香炉は人肌よりも温かく、熱燗よりも持ちやすい温度です。香りはすぅ~っと体の中に入っていき、静かに消えていくようなイメージでしょうか。優しくサラッとしていてしつこくなく、どこか懐かしい、心を穏やかにしてくれる、そんな香りでした。昨今は柔軟剤などの人工香料で溢れていて、「香害」という言葉まで出来てしまうほどですが、香木はそういった香りとは別格の物でした。3つともそれぞれ特徴があって、どれも心地よい香りでした。

[香りのお土産]

可愛い色とりどりの和紙の折包みには、根岸さんがブレンドした本庄城をイメージした香りをいただきました✨スパイシーさもあり、甘さもあり、ミントのようなスッとした清涼感もある、不思議な香りです。まさに芸術ですね(´艸`*)ちなみに清涼感のある香りは竜脳という香料で、習字の墨の香りづけに使われるものだそうです。子供の頃に嗅いでいた墨汁の香りは墨の香りではなかったんですね。(※いただいた香りには墨汁感はありません。)

[ヨガのあさこ先生]

香りを身にまとったら、次はヨガの開始です♪残念ながらヨガをしながら写真を撮るという高度な技は身に着けていないので証拠写真はありません。あさこ先生の体の柔らかさと、社長の体の硬さには驚きました( ̄ー ̄)

出陣を控えた武将になりきって、荒ぶる気持ちを抑え整えていく、戦いのポーズで開放し、激闘の末疲れた体と、共に戦った命に感謝し褒めてあげるという、ヨガの動きに物語がついていて、歴史の中にタイムスリップしたようでとても面白かったです。基本の姿勢、座骨で座るあぐらでは、最初と最後で座り具合が違い、床との距離が近づいて、座りやすくなっているという感覚が得られました(; ・`д・´)そしてヨガの後はガチガチの体と心が軽くなったような、さわやかな気持ちでした✨

[副住職の境内歴史巡り]

ご希望の方だけ、副住職が開善寺の境内にある歴史をご案内してくださいました!
戦国、安土桃山時代に本庄城主となった小笠原信嶺公が、本庄市がまだ村だった時に町づくりを行い「本庄宿」となったそうです。時を経て明治5年、お寺では小学校を開校しその後何十年も多くの生徒さんを送り出した経験から、本庄市近代教育発祥の地として地域の方から親しまれてきました。開善寺に深く関わった歴史的人物のお墓もあります。
副住職の丁寧な解説と、実際の文化財を見ることが出来、大変貴重なお時間となりました。

[解説板]

本堂の正面に置かれた解説板には開善寺と本庄城主との歴史が記されています。

詳しく知りたい方はコチラ→[ 開善寺HP ]

「寺ヨガが巷で流行っているらしい」という情報は得ていましたが、お寺とは法事やお墓参りなどで行く場所と思い込んでいた部分があります。ですが、「お寺とは、古来から人々の“拠り所”」「こころの拠り所として身近な存在でありたい」と仰られていました。まさに戦国武将が香道を嗜みお寺で心を整えていた時代ですね。現代社会で激しく戦う皆さんも、お寺でそっと心を落ち着かせてみてはいかがでしょうか?

[記念にパシャリ]

(左から体験者のSさん、香の根岸さん、副住職、童、あさこさん、ゆみさん、社長)
素敵な出会いと時間に感謝です!

【後日談】
木の家をつくる私たち(ヨシケン)ですが、親しみのあるこの木の香りは『香木なのか?』という淡い疑問が浮かんだので調べてみました!なんと和香木(わこうぼく)といわれ、香木の一種とのこと✨ただ香道で使われる香木とは少しジャンルが違います。比べてみると下の図のようです。

色々なことを深掘りしていくのは楽しいですね(´▽`*)♪

『本庄すまいる日和-秋冬版-』様々な事業者さんが地元の魅力を伝えるために発信しています。みなさんも是非、本庄市を体験してみてください!ヨシケンが実施するプログラムは12月です!張り切ってKOSHIOもお・も・て・な・ししたいと思いますのでよろしくお願いいたします(`・ω・´)ゞ
(※「石窯で焼く!児玉産はちみつ香るクワトロフォルマッジときらめく星々の世界」は定員となりました。またの応募、お待ちしております!)

by KOSHIO

 

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