2025年7月15日
みなさん、こんにちは!
土用の丑の日が近づくと、うなぎ屋さんの香ばしい香りに夏の訪れを感じます。そして近頃は、大工さんたちの肌もこんがりと夏色に染まってきました。嗅覚と視覚の両方で季節の移ろいを感じ取る……そんな日々を過ごしているKOSHIOです。
[撮影中のK]
さて本日は、児玉町のY様邸!ですが、お家が建つ現場ではなく、ヨシケンの工場(こうば)からレポートしたいと思います。
現在ヨシケンの工場では連日、大工さん達が大汗を流しながらパネル製作に励んでいます✨暑い中、お疲れ様です。
[屋根パネル製作中]
パネルと聞いて壁だけを想像していたKOSHIOは、製作物の大きさを実際に見てとても驚きました。もちろん壁になるものもありますが、屋根もあり、その大きさに戸惑い、工場が体育館のように広い理由がわかりました。パネル1枚の裏表を返すのでさえ、男性5人がかりでやっとの重量で。運ぶとなれば、クレーンやフォークリフトなどの車両を使わなくてはなりません。
[暑すぎてハイテンションになる夕刻]
初めて目にしたパネル製作の工程に、ひとつひとつ驚きと感動を覚えながら、「このすべてが組み合わさって、ひとつの家になるのか」と思わず見入ってしまいました。その瞬間、家づくりが本当に人の手によって生み出されていることを、改めて深く実感し、職人の皆さんへの尊敬の念が、さらに深まりました。
[仕事中は職人の顔になる水木棟梁]
屋根一つの製作でも、何種類もあり、場所によって作り方や設計が異なります。
まるで精密機械のように測りながら設計図通りぴったりに合わせていく。当たり前のことですが、その職人技は熟練技巧です。
[木が伸び縮みする分の0.数ミリの隙間]
こちらは面白くて不思議に思った製作の様子です。「木の家は育てる」と聞いたことがあります。まさに「木が生きている」ということを踏まえて造っているんですね。納得です。
[化粧板をコーティング中の福ちゃん]
福ちゃんの腰にはお手製の素敵なエプロンが…。ソレイユのウッドデッキにあったブルーシートが一枚行方不明なのは偶々ですね…?(笑)
こちらの化粧板は屋根の一部とは聞いていましたがどのように使われるのか、福ちゃんが教えてくださっていたのですが、実は児玉弁で解りませんでした。
[化粧板の打ち込み]
実はこちら、寝室に使われる屋根で、屋内の吹き抜けから見上げた時に眺めることができる部分でした。
[釘を手打ちする]
釘はエアガンで打ちこんでいる姿をよく目にしますが、こちらは特殊な釘を使っているので、一寸の狂いもなく手打ちです。屋根が設置された際、実際に釘は小さくて目視できませんが、ここは「木使い」と「気遣い」です。
製作完成後はひと際厳重にカバーされていました✨設置が楽しみですね。
特別に、そんな職人さんたちのサービスショットをどうぞ。(隠し撮りしました)
どうやら大工さんたちは、写真を撮られるのがあまり好きではないようで、毎日あの手この手で撮影攻防戦を繰り広げています。(※決して仕事の邪魔はしていません。)
ヨシケン一同、毎日忙しくても、一つひとつ丁寧に家造りに向き合っています。
by KOSHIO