2025年9月9日
みなさん、こんにちは!
台風一過となった週末でした。雨が降り、一瞬秋の気配がしたような…気のせいでしたね(;´Д`)
本日も、暑さが戻った児玉町のY様邸です。
ここ最近、建て方から上棟式まで目まぐるしく工程が進んでおりましたが、現場ではその後も止まることなく工事が進められています。家の形が見えてくると、さまざまな職人さんが順次現場に入り、現在は大工さんはもちろん、屋根屋さんと電気屋さんが施工を担当しています。
ちなみに、屋根屋さんの作業は「施工」ではなく「屋根葺き」と呼ばれます。瓦の屋根で、重厚感と風格のある仕上がりになる予定です。今日はそんな屋根屋さんについてご紹介したいと思います。ヨシケンがいつもお世話になっている、児玉釉瓦工業さんです。
[桟木(さんぎ)]
建て方の後、屋根にはまず縦方向と横方向に細い木が設置されていきます。この木材は桟木と呼ばれ、これから葺く瓦にとっても重要な役割があります。
[格子状になりました]
この桟木は瓦の種類や厚さによって間隔が変わるため、職人さんの経験と技術が光る部分でもあります。桟木の縦と横にはそれぞれ役割があり、縦は通気性や排水性を高めるために、横は瓦を引っ掛けて固定するためのガイドとして機能します。
[大きな屋根]
今回Y様邸の屋根は大きく、勾配(屋根の角度)が緩やかなんですが、屋根屋さん的には屋根の上で歩きやすい反面、瓦を葺くとき前かがみになるので腰に来ると笑っていました。
[実はご兄弟の二人]
「1ミリのズレが列を追うごとに1センチになる。素人が見てもわかりゃしないだろうけど、気持ち悪いからなぁ」と仰られていました。その言葉には、職人さんの誇りと美意識がにじみ出ています。見た目にはわからなくても、仕上がりの精度にこだわる姿勢が、ヨシケンと同じく、長く安心して住める家づくりに繋がっているのだと感じます。
連日強い日差しの中、屋根に上り下地を準備していました。
[瓦が屋根へ運ばれていく]
この日は丁度雨が降る前の曇り空でした。屋根に続くレーンが敷かれ、いよいよ瓦が運ばれていました!
[瓦をリフトに乗せる]
このリフトの噂は聞いていたんですが実際に見ると面白い機械です。
[これは便利ですね]
トラックの荷台に山盛り積まれた瓦をリフトに乗せてウィーンと屋根に運びます。
[均一に並ぶ瓦]
台風が通り過ぎると、一気に瓦が葺かれていきます。綺麗ですね☆
[晴天時、瓦は60~80度まで熱くなります]
瓦屋根の利点は実は沢山あることをご存じですか?
瓦は50年~100年持つといわれ、塗装などメンテナンスがほぼ不要で驚異的な耐久性に優れています。
他にも、断熱性・遮音性・耐水性・耐火性にも優れていて、重量によって家の重心が下がるので耐震にも一役買っているのだそうです(; ・`д・´)さらに瓦は一枚ずつ交換が可能なため、部分的な修理が出来、葺きなおしのリフォームも可能なんです✨
瓦屋根、スレート屋根、金属屋根と様々な種類の屋根の施工が可能ですが、ヨシケンでは瓦屋根が一押しです!
[職人の背中はかっこいい]
これからもヨシケンと共に協力し合いながらお客様の夢を形にしていきましょう!
[反対側も瓦が葺かれました]
職人さんたちの息の合った作業に、思わず見入ってしまった数日間でした。屋根が仕上がるにつれて、建物全体がぐっと引き締まって見えるのが不思議です。雨にも風にも負けない、頼もしい屋根が完成しました!
さて、次はどんな工程が待っているのでしょうか…現場は今日も動いています♪
by KOSHIO