NEWその①…木の家がなぜ良いか。

2025年10月5日

「木の家ってなんか良い」

木の家を建てようと思っている方は、ふんわりとした思いから始まる方もいらっしゃると聞きます。きっとその方たちは遺伝子レベルで「木が持つ力」を知っていて、本能的に求めているのかもしれません。

木の家を建てるなら、皆様の知識の一つとしてこれからご紹介するお話を知っていて欲しいです。

「木が持つ力」とは何か?

『木は伐られた後も呼吸している』
– 森で100年以上育った木は、家の建材となっても生きています –
木(無垢材)は柱や梁、天井や床板となっても呼吸し続けます。湿度を調整したり、リラックス効果のある芳香成分(フィトンチッド)を放出したりして家や住む人を守ります。

『木は年を取るほど強く、元気になる』
– 世界最古の木造建築法隆寺など歴史ある寺社仏閣が証明 –
木(無垢材)の家が強くなるポイントは乾燥です。年月の経過とともにゆっくり乾燥した木は、水分の含有率が15%以下になると、反りやねじれ、割れがほとんど起きなくなります。ちなみに強度も2.5倍となります。

『木は災害時に、芯が燃えるまで時間がかかる』
– 表面に出来る炭の層が酸素の供給を絶ち、内部をガード –
火災時の温度は700~950℃。強そうに見える鉄も550℃を越えると強度が50%以下に低下。一気に倒壊する危険があります。火災時、鉄は5分後には強度が50%、10分後には20%以下まで下がります。木は10分後も約80%を保ち20分後にやっと約50%となります。

『木は地震の時、しなやかに揺れをかわす』
– 曲げや引っ張りに強く、コンクリートや鉄に比べて高い耐震性がある –
杉の曲げ強度は鉄の約15倍、コンクリートの約400倍。引っ張り強度は鉄の約4倍、コンクリートの200倍。さらに鉄やコンクリートより比重が軽いので振動エネルギーも小さくなります。

『夏はさわやか、冬はぽかぽか』
– 優れた調湿作用と低い熱伝導率で一年中快適 –
木は湿度が高くなると水分を吸収し、乾燥すると内部の水分を水蒸気として拡散します。また、周囲の温度に影響されにくいため、暑い夏もサラリとべたつかず、寒い冬もほんのりとした暖かさを保ちます。

「木の家」なんて、みな同じでしょう?

いいえ、違います。

工務店選びや材料によって「家の品質」は大きく変わります‼

・工務店の「志と技術力」が質に直結!

一口に「木の家」といっても、現代では工務店があふれ、多様なデザインや工法を提唱しています。また、その宣伝文句も良いことばっかりですが、惑わされてはいけません。「どこの工務店も同じでしょ?」と落とし穴に落ちてしまうのです。

では、どうしたら「見極める眼力」が付くのでしょう。

それにはまず、「材料」に注目してください。高い志と技術をもつ工務店は、必ず「良い材料」を使っています。同じ木造住宅でも、集成材ではなく、天然無垢材をお勧めするはずです。良質な天然無垢材の確保は容易でなく、また、卓越した職人しか扱えません。しかし、それでもこだわりたい理由が天然無垢材にはあるのです。

 

 [ back number ]
 次回→シーズン1その②…『偽ブランド注意報、発令。』です!
このページの先頭へ戻る