「ちょいと聞いてよ!vol.31」~エアコンに頼らない家~

2021年4月1日

断熱性能がよければ床暖房はいらない、エアコンで充分という話があります。

エアコンの暖房と床暖房をくらべると、暖房の質は床暖房が優れています。イニシャルコストはエアコンが安いです。が、そもそも空気を暖める方式のエアコンと、床の輻射熱で暖める床暖房を比べることに違和感がありませんか?

HEAT20のG2レベルの性能があれば、エアコンの暖房でも天井と床面の温度差は少なくて、天井付近が22℃ならば床付近は20℃くらいになるでしょう。

ハイブリッドソーラーの床暖房の家は、最低でもHEAT20のG1レベルの断熱性能を持っています。そして、太陽熱を熱源にした蓄熱のシステムは24時間、熱を加え続けることが特徴で、高断熱であればあるほど加える熱量は少なくてすみ、床付近が22℃ならば天井付近が20℃くらいになります。

この頭寒足熱の心地よさは是非とも体験してもらいたいです。

30~35坪くらいの総二階建てプランの場合、このシステム設置の費用は約250~280万円くらいですから、1坪あたり約8万円です。補助熱源を灯油にすると年間350L前後で約3万円程ですが、これで全館暖房と365日の風呂や台所のお湯をつくるので1日当たり80円で済みます。

快適性と経済性を兼ね備えたハイブリッドソーラーシステムを付けても、年間の光熱費を節約できるので、年中5月の気候のなかで暮らしながら、20年くらいで投資分を回収できます。

《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?
■vol.10:夏の住み心地を検証してみましょう
■vol.11:住まいの快適さをデータで実証
■vol.12:断熱性能を表すQ値とUA値
■vol.13:国が大きな補助金を出してまで断熱にこだわる訳
■vol.14:太陽熱で全館暖房という選択
■vol.15:快適な家を安く手に入れたい
■vol.16:住みながらの断熱リフォーム
■vol.17:命をつなぐサバイバル住居とは
■vol.18:ハイブリッドソーラー蓄熱の不思議
■vol.19:段差をバリアフリー にする床断熱リフォーム
■vol.20:命をつなぐサバイバル住居 その2
■vol.21:命をつなぐサバイバル住居 その3
■vol.22:太陽高度がグングン下がる
■vol.23:高性能住宅と床暖房
■vol.24:エアコンとソーラー床暖房
■vol.25:ヨシケン24時間全館暖房の魅力
■vol.26:ヨシケン床暖房の費用の内訳
■vol.27:ハイブリッドソーラーの由来
■vol.28:コロナウィルス予防には蓄熱床暖房
■vol.29:平均室温20℃のヨシケン床暖房
■vol.30:太陽で床暖房・めっちゃお得

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