「ちょいと聞いてよ!vol.29」~平均室温20℃のヨシケン床暖房~

2021年1月18日

WHOが提唱する最低室温18℃以上というガイドラインがあります。

私たちが2001年から2003年にかけて建てたハイブリッドソーラー床暖房の家の温度・湿度データを見ると、12月から3月までの間の記録が残っています。

2002年2月9日から2月18日までデータを取ったK様邸は、屋外平均気温が1.8℃でしたが室内平均気温は19.0℃でした。屋外最低気温は-5.6℃にもなりますが室内最低気温は14.1℃でした。このお宅は延べ床面積が195.5㎡(59.2坪)という大きな家なので、補助熱源の燃料として灯油を年間600Lほど使いますが、これで365日のお風呂や台所などのお湯もつくれます。
灯油が80円/Lとすると約48,000円です。1日あたり132円で約60坪の家が約半年の間を24時間暖房できて、さらに365日のお湯を作れるのですから経済的です。

これらのデータは当時、NEDOの補助金がありましたので、3年間の報告義務で提出したものです。

ハイブリッド床暖房で室温が19℃のときには、床表面温度は24℃くらいあります。逆にエアコンで室温が19℃の時には、ZEHクラスの家でも床表面温度は17℃くらいでしょう。どちらが心地よいかは明らかですよね。

ハイブリッドソーラーの費用やメンテについては、前に報告してますから参考にしてください。

《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?
■vol.10:夏の住み心地を検証してみましょう
■vol.11:住まいの快適さをデータで実証
■vol.12:断熱性能を表すQ値とUA値
■vol.13:国が大きな補助金を出してまで断熱にこだわる訳
■vol.14:太陽熱で全館暖房という選択
■vol.15:快適な家を安く手に入れたい
■vol.16:住みながらの断熱リフォーム
■vol.17:命をつなぐサバイバル住居とは
■vol.18:ハイブリッドソーラー蓄熱の不思議
■vol.19:段差をバリアフリー にする床断熱リフォーム
■vol.20:命をつなぐサバイバル住居 その2
■vol.21:命をつなぐサバイバル住居 その3
■vol.22:太陽高度がグングン下がる
■vol.23:高性能住宅と床暖房
■vol.24:エアコンとソーラー床暖房
■vol.25:ヨシケン24時間全館暖房の魅力
■vol.26:ヨシケン床暖房の費用の内訳
■vol.27:ハイブリッドソーラーの由来
■vol.28:コロナウィルス予防には蓄熱床暖房

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