会長の「ちょいと聞いてよ!vol.26」~ヨシケン床暖房の費用の内訳~

2020年11月6日

前回、ハイブリッドソーラーシステムの四つの仕組み(性能)をお話しました。
その費用はどのくらいかかるのか?プランや家の広さによって差がでますが、延べ面積約30坪の総二階建ての概算費用を出してみましょう。

1階床面積15坪(約50㎡)で、その約80%の40㎡を床暖房にしたとします。
まず太陽熱温水器としての機能は給湯ボイラー共で約90万円エコキュートが約80万円+専用電気配線工事ですから、やや同等という感じ。

つぎに床暖房に関する費用ですが、1階の約8割の床面積を暖めるのですから、LDKはもちろん脱衣室、トイレ、廊下など、階段と収納以外のほとんど全ての範囲となります。吹抜を付けると2階との温度差は約1度ほどで、1階が22℃だと2階は21℃です。この床暖房にかかる費用が約110万円くらいです。

そして太陽熱を貯める仕組みと補助ボイラーで約80万円掛かります。

総額で約280万円ですが、お客様が経産省に提出した使用エネルギー量の表によれば補助燃料の灯油使用量は254Lですから、令和2年10月現在灯油小売価格90円を掛けると¥22,860円です。1日当たり63円で365日のお湯を作り、秋、冬、春まで24時間全館暖房ができます。エコキュートを付けたと思えば、あとの110万円と80万円をどう考えるか?フラット35の月返済額が5600円ほど増えますが、光熱費が減るので相殺できるかな。

《back number》
■vol.1:エコロジーとエコノミー
■vol.2:ソレイユのような温かい家にしよう
■vol.3:床暖房リフォームは大変?
■vol.4:床暖房に無垢床材は大丈夫なのか?
■vol.5:高性能住宅に、なぜ補助金?その1
■vol.6:高性能住宅に、なぜ補助金?その2
■vol.7:高性能住宅は高くない
■vol.8:断熱性能はどこまで上げればいいのでしょうか?
■vol.9:システムキッチンと台所の断熱改修・ハウマッチ?
■vol.10:夏の住み心地を検証してみましょう
■vol.11:住まいの快適さをデータで実証
■vol.12:断熱性能を表すQ値とUA値
■vol.13:国が大きな補助金を出してまで断熱にこだわる訳
■vol.14:太陽熱で全館暖房という選択
■vol.15:快適な家を安く手に入れたい
■vol.16:住みながらの断熱リフォーム
■vol.17:命をつなぐサバイバル住居とは
■vol.18:ハイブリッドソーラー蓄熱の不思議
■vol.19:段差をバリアフリー にする床断熱リフォーム
■vol.20:命をつなぐサバイバル住居 その2
■vol.21:命をつなぐサバイバル住居 その3
■vol.22:太陽高度がグングン下がる
■vol.23:高性能住宅と床暖房
■vol.24:エアコンとソーラー床暖房
■vol.25:ヨシケン24時間全館暖房の魅力

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